JIZIMETAL

メタル歴数十年!メタルの魅力を語るブログ。

METALの魅力を語る! 叙情性

ROCKとの出会いは小学校高学年時代。

CーCーBやゴダイゴといったバンドを好きになったものです。

(それらがROCKかどうかは賛否両論あるでしょうが、

 小学生からすれば十分ROCKでした)

 

そこからBOOWY・BON JOVIと段々激しくなってからの

METALの王道 IRON MAIDENで一発ノックアウト。

 

そこから数十年、一時期は若干ながら音楽から離れていた事もありましたが

やはり心を震わされるのはMETALである!と未だに卒業することが出来ません。

なぜ離れることが出来ないのか、拙いながらも自分なりに分析してみました。

 

家庭環境としては両親は演歌や加藤登紀子などをラジオから録音したものを

車内でヘビーローテーション

兄がいましたがおニャン子中山美穂などのアイドル曲をこれまたラジオから録音し

部屋でヘビーローテーション

 

そんな中で小学校低学年のころの僕はアニメやヒーローものにハマっておりました。

TVは親の教育方針であまり見ることが叶わなかったのですが、ガンダム・ヤマト・

デンジマン等、レコードを買ってもらったが最後ひたすら聞きまくっていた記憶が

あります。

 

特にヤマトは映画のサントラ盤でしたので、劇中のインスト曲を聞きながら

映画のシーンを回想し、頭の中で自分が波動砲のトリガーを引いている夢見る少年

でした。また映画の風の谷のナウシカにもハマり、壮大で神秘的ながらも美しくも

悲しい音楽に少年ながら心を震わされたものです。

 

当時のアニメやヒーローものは今思い返せば、正義と悪の単純な対立とみせかけながら

お互いのっぴきならぬ背景があり、単純な勧善懲悪とも言い難い、いわば善悪共に

哀しみをもっており、それを音楽が巧妙に表現していたのでは、と大人になった今

感じる事が出来ますが、子供の時分にはなんだかわからないが音楽が合わさる

と自然と鳥肌が立つという感覚しか無かったです。

 

そしていつの間にか、映像よりも音楽を追い求めている自分となっていました。

 

さらに映画音楽も好むようになり、STAR WARSやE・T、未知との遭遇

2001年宇宙の旅など、映画はまともに見たことがなくても曲から勝手に映画の

シーンを想像(妄想)するなんてこともしていました。

 

アニソンの勇壮な曲調、そして映画音楽の壮大で神秘的ながら美しくも何か悲しい

旋律に心震わされた多感な少年時代、少しの時を経てちょっと背伸びしてROCK系、

そしてMETALに至るという一連の流れから、METALには「激しさ」「美しさ」が

見事に調和されている音楽であるために私が未だに卒業できない理由である!

と結論付けております。

 

「激しさ」「美しさ」

細かく掘り下げると様々な表現も出てくるでしょうが、集約すると

 

           「叙情性」

 

を持っている音楽であるのがMETALの魅力である!というのが私の持論です。

叙情性とは・・・ひたすら聞いて心の震えを感じることができたらそれが叙情性です!

 

 

 

 

 

 

METALとの出会い

メタルとの出会いは昭和から平成へと元号が変わる頃。

 

ちょうど中学生。

兄の影響でBOOWY等のROCK系にはまり始めた頃でした。

 

 

そんな若造のころ所属していた学校のクラブ(文化部)には長髪の先輩(M先輩と表記します)がおりました。

何故文化部に所属していたのかわからないくらい、中々のバイオレンスな資質をお持ちの先輩でした。

 

イカすバンド天国」=通称イカ天が流行り、バンドブームと言われていた時。

その先輩もバンドを結成しており、後輩の僕たちはライブのたびにサクラ要員として

強制的に観客として参加させられたものです。

 

 

そんな環境下で過ごす日々。

M先輩のバンド仲間が部室にたむろしている中で少しギターを弾かせてもらう事に。

 

その中で「これは基本の練習曲だ!」とTAB譜の見方とチューニングの方法、

同時に教えられたのがLOUDNESSの「LOUDNESS」。

 

指が開かなかったが音を奏でたときは「へえ~面白いもんだな」と思ったものです。

 

そういえば家の屋根裏に親父が若いころ弾いていたらしいギターが転がってたな・・・とそのギターを引っ張り出して教えられたリフをひたすら弾いていました。

ちなみに親父のギター、クラシックギターとも知らず「先輩のギターと違ってさらに指が痛い・・・」と思ったものです。

 

さて練習曲として聞いていた「LOUDNESS」も自分の中では

あくまでギター練習用とした捉え方で、しばらくはJ-ROCK系を傾聴しておりました。

 

ただそれなりに弾けるようになると、ほかの曲も弾いてみたいという欲望と、

M先輩から渡される次の課題曲もメタル系という環境下の中、ついに運命の日が

訪れる事となったのです。

 

「IRON MAIDEN」

初代Paul  Diannoのファーストアルバムは一度聞かされたことがあったものの、

その時は歌声が合わず五月蠅いだけの印象で2度と聞くことはしませんでした。

 

しかし上記のようなM先輩から課題曲を色々与えられる日々が続く中、

自宅最寄りの駅にオープンしたレンタルCD屋に何気に立ち寄り会員登録、

何かを借りなければ・・・と強迫観念に駆られCDを見ていた時たまたま手にしたのが

「死霊復活(LIVE AFTER DEATH)」。

 

グロいジャケットと死霊復活のタイトルからゲテモノだよな~と思いながらも、

有名といわれるバンドなのでまあ怖いもの見たさの感覚で一度聞いてみるか、

とBON JOVIやBOWWYのCD等と共にレジに向かいました。

ジャケットがグロいのでAV借りるような恥ずかしさがありましたが。

 

さて家に帰り他数枚をテープにダビングしたのち、すぐに聞くのをやめるつもりで

「死霊復活」をCDラジカセに入れ、再生ボタンを。

PaulからBruceにVoが変わってるなんてことも全く知らず、

最初はなんかおっさんのスピーチが入って、とりあえず前奏が開始したなーくらいの

感覚で集中せず聞いていたのち、ついに運命の瞬間が。

 

名曲「ACES HIGH」のツインリードが奏でられ、頭真っ白になりました。

何だこの感覚は!と心と体が震えた事は今でも忘れられません。

そして歌が始まったら自分の中で残っていた「IRON MAIDEN」の印象と全く違う

のびやかで心に刺さる歌声が( ^ω^)・・・。

 

何だこれ!!と食い入るように聞くこととなり、ふと気づけばあっという間に最後の曲に。

終わった後は放心状態となった自分がおりました。

 

METALとの運命的な出会いから約30年の時が経った今。

音楽の趣向は十人十色、同じジャンルでも好みが分かれるものですが

一時期は離れていた時もあったものの、やはりMETALには素晴らしい魅力があるために

おっさんとなった今も聞き続けております。

 

音楽理論などは全く知らないので学術的な分析は無理ですし、私以上に詳しい方々もいっぱいいる中で、自分の最大の武器はMETALに触れた時の「感性」と考えています。

 

感性で語る「JIZIMETAL」ブログ。

METALの魅力を語り続けていきたいと考えております。よろしくお願いします。

(たまに脱線するかも・・・)